ビットコインは半減期前後に上昇することで知られています。
次の半減期は2024年4月を予定しており、執筆時点(2023年12月5日)でビットコインは年初来高値を更新しました。
次のビットコインバブルに乗るためには、半減期の知識は欠かせません。
そこで今回は、ビットコイン半減期の基礎をおさえつつ、過去のデータをもとにビットコインで利益を上げるための戦略をシェアしました。
ビットコインの半減期とは?
結論、ビットコインの半減期とは「ビットコインの新規発行枚数が半分になる時期」を意味します。
そもそもビットコインは、日本でいう日銀のような中央管理者がいない仕組みです。
世界中のマイナーと呼ばれる管理者が相互監視をしつつビットコインを運営しています。
いわゆるマイニングという作業です。
そしてマイニングをしたマイナーには報酬として新規発行されたビットコインが付与されます。
しかし、この仕組みには問題点があります。
ビットコインのインフレを抑制する効果あり
ビットコインの発行枚数は2100万枚と決められています。
発行上限に達するのは2140年になる予定です。
通常のぺースで発行が進むと、2140年よりも前に2100万枚に到達してしまいます。
そこで、ビットコインの創設者は約4年に1度のペースで発行枚数を半減させる仕組みを設けました。
半減期によって発行枚数をコントロールして、ビットコインのインフレを防止しています。
過去の半減期とビットコインの価格
多くの投資家がビットコインの半減期に注目する理由は、半減期前後でのビットコインの価格上昇に期待しているからです。
過去のビットコイン半減期とビットコインの価格は以下のとおりです。
半減期 | ビットコイン価格 |
2012年 | +186% |
2016年 | +126% |
2020年 | +297% |
出典:TradingView
いずれにしても半減期後にバブル相場を迎えており、含み益を増やす投資家が増え、仮想通貨全体の市場規模が成長しています。
半減期前にビットコインに投資をすれば勝つ確率は上がるのか?
過去3回の半減期前後のデータを考慮すると、半減期前の今が絶好の仕込み時と言えます。
しかしながら、ビットコイン投資には注意点があるので投資家の方は以下の事実に警戒しつつ投資をしましょう。
ビットコインの上昇率は下がっている
以下、2016年と2020年のビットコイン上昇率の比較です。
年度 | 上昇率 |
2016年 | 約3,000% |
2020年 | 約600% |
上記の数字は、半減期前の最安値から半減期後に到達した最高値までの上昇率です。
2016年は約30倍まで上昇したにもかかわらず、2020年は6倍にしか成長していません。
過去の統計通りであれば、次の2024年の半減期では過去のビットコインバブルのような上昇はしない可能性があります。
2010年代のビットコインは、事業で言うところの立ち上げ段階で成長の余地が大きかったです。
一方、2020年代に入り、ある程度成熟したことで伸びしろが低下しているとも見てとれます。
半減期後は長期投資をおすすめする理由
過去のビットコイン半減期後の「上昇日数」には、共通点があります。
それは、約500日以上上昇している点です。
年度 | 上昇日数 |
2016年 | 528日 |
2020年 | 548日 |
半減期後、ビットコインは最高値に到達するまでに約500日がかかっています。
つまり、半減期後に含み益が出たからといってすぐ利確するのはリスクがあります。
もちろん、100%過去の統計どおりになるわけではありません。
しかし、ある程度長期的に見て投資をした方が良いのは間違いありません。
ビットコイン自体、まだまだ未発展のテクノロジーです。
成長期にあるので、2024年半減期後のバブルでも長期的に見て投資をしましょう。
キャッシュを手に入れたい方は、500日を目安に利確を検討をするのがおすすめです。
レバレッジ取引は危険である
過去の歴史を見ると、半減期前からコツコツとドルコスト平均でビットコインを積立てれば損をする可能性は低いです。
一方で、短期間でハイリターンを狙ったビットコイン投資は危険です。
仮想通貨のチャートのボラティリティ(運動量)が激しいため、FXや株式のレバレッジ取引よりもリスクがあります。
また、昨今はウクライナ情勢の影響やアメリカの金利の増減によってビットコインは急落しています。
予測不可能なビットコイン暴落に備える意味でも、レバレッジ取引は避けましょう。
「次のビットコイン半減期でハイリターンが見込めないなら、どうやって稼げば良いの?」こんな風に思う方には、レバレッジ取引ではなく次の見出しの方法を推奨します。
半減期は利益を出すチャンス
多くの有識者が半減期前後でのビットコインの上昇を予想しています。
2022年〜2023年の仮想通貨市場は冷え込んでいた分、これからの仮想通貨には投資チャンスがあります。
リスクをコントロールしつつ、半減期に備えて投資計画を練りましょう。
この記事は投資経済マーケットについて学習および解説をすることを目的に作成されています。 投資や運用の推奨および加入や結果の保証を行うものではございません。 参考資料としてご活用いただき、運用を行う場合は自己責任でお願いたします。