短期投資とは?長期投資との違いやメリットデメリット、おすすめの証券口座を開設

「投資で短期的に一攫千金をねらいたい」

投資をする方なら、一度は考える事かもしれません。

ですが短期投資の定義は曖昧なもので、長期投資との違いを理解している方は意外と少ないと思います。

この記事では長期投資との違いや、短期投資のメリットデメリットを解説します。

投資手法を確立する一助となりますので、ぜひ最後まで読んでください。

目次

短期投資は細かく利益を積み上げる手法

短期投資に明確な定義はありませんが、細かく利益を積み上げる取引手法のことをいいます。

株式投資における短期投資は、一般的に1日~数週間で売買を成立させる取引をさします

特徴としては

  • 取引きの回数が多い
  • 値動きの激しい銘柄を扱い投機的になりがち
  • 売買スパンが短く、一度の取引で資産拡大は難しい

などが挙げられます。

長期投資との違いは保有期間の長さ

長期投資は数年~数十年かけて商品を保有し、利益を確定させます。

短期投資と長期投資の特徴を以下にまとめました。

長期投資

  • 数年かけて利益を積み上げる事を目指す
  • ファンダメンタルズ分析を織り込んだ投資判断をする
  • インカムゲインとキャピタルゲイン、両方で資産拡大をねらう
  • 安定した配当金や増配など、右肩上がりの成長を予測して金融商品を保有する

短期投資

  • 値動きが激しい商品を、短いスパンで売買する
  • テクニカル分析を主にして投資の判断をする
  • 利益は主にキャピタルゲイン
  • チャートの値動きを見ながら売買タイミングを判断し、利益を積み上げる

短期投資の種類

ここからは短期投資の種類について解説します。

デイトレード

市場が開いたら購入して売買をくり返し、基本的には数時間から1日で取引が完了します

取引を翌日に持ち越さず、暴落のリスクを回避しやすいのが特徴です。

1日に何度も取引を繰り返す手法は、スキャルピングトレードと呼ばれることもあります。

スキャルピングトレードは、数秒から数分の短い時間で売買を繰り返して利益を積み上げ、1日の中で収益を最大化させる手法です。

売買のタイミングが肝心なので、値動きを見逃さないために常に相場を見ておく必要があります。

また、市場のニュースを察知し直ちにトレードに反映する決断力や、意志の強さも必要です。

スイングトレード

2日から数週間程度、金融商品を保有し利益を確定させます。

投資期間が増えるので、デイトレードより利益幅が大きくなります。

その反面、日をまたいで金融商品を保有するので、暴落リスクの回避がしづらいです。

デイトレードのように、相場を常に把握する必要がなく精神的、肉体的負担は小さくなります。

短期投資のメリット

リスクをコントロールしやすい

短期投資は取引期間が短い分、損失が限定されます。

1度に大幅な利益は狙えませんが、その分資産を一気に減らすリスクも少なくなります。

デイトレードを例にすると、損失の上限はその日の値動きの範囲で限定されます。

値動きは市場の混乱を防ぐために、1日の値動き幅が設定されています。

そのため暴落したとしてもストップ安となり、それ以上は値が落ちず損失が拡大しません。

長期投資の場合は長期保有が前提なので、値が下がってもすぐに損切りの判断ができず、損失が拡大する場合があります。

資金効率がよい

短期投資は売却で利益がでたら、その利益を次の購入の資金に加える事で元手を増やしやすい特徴があります。

例えば長期投資は長期保有が前提なので、一度買ったら値が下がってもすぐに売却しづらい側面があります。

結果が出なくても辛抱強く持ち続ける必要がありますし、損切りできなければ塩漬けで大きな機会損失です。

短期投資の場合、売りと買いのポジションを決めて実行できるスキルがあれば、効率よく資産拡大が狙えます。

企業分析の労力が少なくて済む

短期投資は企業の経営状況や成長性など、じっくり分析する必要性が少ないです。

理由は直近のチャートの値動きに合わせて売買するからです。

企業分析は大きく2つに分けられます。

  1. 株価チャートを見るテクニカル分析
  2. 経営指標や業績を見るファンダメンタルズ分析

短期売買はテクニカル分析を利用するだけで利益を狙える可能性があります。

そのため、ファンダメンタルズ分析の重要性はそれほど高くありません。

短期投資のデメリット

売買手数料がかさむ

売買手数料は一般的に取引ごとにかかります。

売買回数が多くなるので、必然的に手数料がかさみます。

短期投資がメインならば、手数料が定額のプランを用意している証券口座の開設がおすすめです

テクニカル分析のスキルが必要

企業分析はそれほど重要でない反面、チャート上の値動きを分析するテクニカル分析の重要性が高いです

そのため、テクニカル分析を勉強する時間や経験値が必要です。

利益確定や損切のポジションを守る意思の強さも必要で、スキルを身に着けるまでに時間がかかります。

日中仕事をしている会社員には不向き

短期投資は短い時間で売買をくり返す性質上、リアルタイムのチャートを観察して分析します。

多い時は日に数百回の取引もあり、場が開くのが日中なので会社員は、現実的に仕事との両立が難しいです。

会社員にとって時間的な拘束はデメリットで、専業投資家向けの投資手法といえます。

おすすめの証券口座

SBI証券

  • ネット証券最大手のSBI証券は手数料が業界最安値
  • スタンダードプラン:手数料は税込みで最低55円
  • アクティブプラン:1日の取引額合計が100万円以下で手数料0円

短期投資、長期投資ともにおすすめの証券口座です。

楽天証券

  • 楽天経済圏と合わせた利用で、お得にポイントがたまる点が魅力
  • 超割コース:1回の取引金額が~5万円までで手数料は税込み55円
  • いちにち定額コース:1日の取引額合計が100万円以下の場合手数料0円

ポイントをためつつ、コストを抑えた取引が可能です。

まとめ

短期投資は一度に大きな損失が発生しにくいぶん、取引のリスクを抑えた投資が可能です。

しかし、テクニカル分析のスキルや、売買のポジションを決めて取引する精神力が必要な事も事実です。

この記事を参考に、自身に合った投資手法を確立し、資産運用にチャレンジしてみてください。

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この記事を書いた人

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