まずは「口座開設」から。
株、FX(為替)、債券、投資信託、ETF。
いわゆる「一般的な投資対象」から投資をはじめる場合、「ネット系証券会社」での口座開設がおすすめです。なぜなら、こういった「総合証券会社」と呼ばれる場所に口座開設すれば、様々な金融商品が1つの証券口座ですべて売買することができるからです。
資産残高が数千万円以上あって、かつ証券営業マンの担当が欲しいなら話は別ですが、そうでないなら「SBI証券」や「楽天証券」といった場所に口座開設をするのが一番です。手数料も店頭型証券会社より安く、煩わしい販促営業もありません。
証券会社で口座開設を行う場合、「個人番号が分かる資料」として、マイナンバーカードもしくは個人番号カード、「身分証」として、免許証やパスポートなどの顔写真付きの身分証が1~2部必要になってきます。
手続き方法や内容に関しては各証券会社により微妙に異なるので、詳しくは各公式ページをご参照ください。
なぜ、ネット証券がおすすめなのか?
ほぼすべての金融商品を売買でき、手数料も店頭型より安い
正直、大抵の方にとっては担当がついてもあまり意味がない
上記にも記載しましたが、ネット系証券会社は株、FX(為替)、債券、投資信託、ETFといった「一般的な投資対象」から投資をはじめる場合、様々な金融商品が1つの証券口座ですべて売買することができる上に売買手数料も店頭型証券会社より安く、営業がつくことももありません。
大手証券会社(野村証券や大和証券のような、「店頭型証券会社」)は、口座開設を行うと営業担当がつきます。
「証券会社は証券のプロだから、彼らのアドバイスがあれば儲けられる!!」と思う方は、考えを改めてください。それは幻想です。彼らは「証券を売るプロ」であって、「投資のプロ」ではありません。また誠に恐縮ですが、個人顧客の担当は8割以上が「新入社員またはそれに類するスタッフ」か、「能力がなくほかの部署に回せない社員」です。
店頭型証券会社でデキる社員は法人営業部門もしくはIPO等の「(証券会社が)稼げる部署」に異動します。
じゃあ、そんな営業担当がいてなんの役に立つの・・・?というと、役に立ちません。その時々で証券会社が「販売したい証券(≠儲かる証券)」を提案してきて、営業電話に付き合わされて、証券を買わされて、損をしてと、初心者の方にとっては百害あって一利なしです。
しかも人件費がかからない分、「ネット系証券会社のほうが手数料も安い」です。
店頭型証券会社を使うべき方
数千万の資金力があって、かつ分析をする方
では、「店頭型証券会社がそもそも存在価値がないのか」というと、そんなことはありません。
アナタに数千万円の資金力があって、かつ「銘柄分析を行うのであれば」、活用の余地はあります。
具体的な使い方としては以下です。
例えば、「製薬系の会社で、コロナ治療薬を開発している会社を買いたいな」と検討していたとします。この場合、銘柄リストを自分で作るのって正直めんどくさいですよね?
担当がついているなら、その担当に電話して「コロナ治療薬を研究している製薬会社で、お勧めの企業銘柄リストを作って持ってきてくれ(教えてくれ)。〇〇千万円分買うから」、といった感じで作業を代行させることが可能です。
ポイントは、向こうが提示したおすすめを買うのではなく、自分が「こういう条件の銘柄を投資するかた提案して!」と、材料提出をこちらから求めることですね。これができる方であれば、作業効率的には担当が作店頭型証券会社に意味があります。
それで儲かるか否かはその証券会社・担当の腕次第なので、その後も取引を続けるかどうかは、その結果次第で判断すればよいと思われます。
まとめ
初心者は「ネット系証券会社」がおすすめ
資金力があり分析するなら、「大手証券会社(店頭型証券会社)」がおすすめ
手数料が安く、自由に取引できる「ネット系証券」
良くも悪くも担当が付いて、それをうまく使えるかどうかなのが「店頭型証券」
皆さんの目的・要望に合わせて、とりあえずまずは「口座開設」しましょう。
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