株式市場に影響を与える事件やニュースは数多く存在します。それぞれの企業の業績や倒産、各国のニュースなど、気になる方も多いはずです。
世界の政治や金融政策は、株式市場に大きく影響を与えます。例えば、大震災が起きれば、建設業界は家の建設などで需要が増えますので、業績が上がります。逆に、地震の影響を受けた企業や会社は株価が下がるでしょう。
本記事では、どのようなニュースや事件が株式市場に影響を及ぼすのか具体的に紹介します。中には、経済の動きを読み解くのが難しいと思っている人もいるかもしれません。そんな方のためにも、スムーズに投資ができるよう解説していきます。
世界の政治と株価
世界の政治は、株式市場に大きく影響を受けます。オリンピックや戦争、紛争、災害など、実は遠くの国に影響を受けることもあります。世界の株価が日本市場にももちろん影響を受けることもあります。
例えば、
大震災が発生すれば、防災や復興関連の銘柄の株価があがる
オリンピック開催国や周辺国では、それらの国の土地を扱う建設関連の会社の株価が上がる
コロナウイルスが蔓延するため旅行客が減少する可能性があるため、交通関連の企業の株価が下がる
など、お互い影響しあっています。関連がなさそうにもみえる場合もありますが、実は影響を受けあっているケースもあります。想像力を上手く使えば、読み解けるようになります。
金融政策と株価
新しい金融政策は、株式市場に大きく影響を与えます。
金融政策が株式市場に大きく影響を受ける銘柄を「金利敏感銘柄」や「金利敏感株」と言われます。特に、不動産、ガス、電気、電鉄、消費者金融があげられます。
大規模な建物や設備を要する業種は、金融政策が行われると銘柄に影響を受けやすくなります。その理由は、多額の借金が必要だからです。
この借金には当然利息がつきます。金融政策が新たに行われると、利息が変動するため、良くも悪くも影響を及ぼします。
株式市場の動きを予測する
株式市場の動きは、人によっては心が大きく揺れられることもあるでしょう。投資家らは世界の政治や企業の業績を確認し、行動して株価が上下します。
なので、ニュースを把握せずに投資をしていると、見当違いに行うことになるかもしれないので注意が必要です。
きちんとニュースを見て、どのように株式市場が動いていくのかを理解していれば、パニックになることはないでしょう。冷静に判断できれば、適切に投資できるはずです。
これまで紹介してきたとおり、金融政策や世界の政治などが、どのように株価に影響を及ぼすのかしっかりと理解しておくことが大切です。
2023年最近の株式市場の動き
2022年に起きたロシアのウクライナ侵攻が、世界中のエネルギー市場に大きな波紋を引き起こしました。この侵攻の影響により、エネルギー関連の価格は急騰し、特にロシア産エネルギーに対する国際的な警戒感が上昇。
これに伴い、各国はロシア産エネルギーを積極的に排斥し、代替のエネルギーソースを模索する動きが強まったのは言うまでありません。
しかしながら、時間が経つにつれて国際社会の対応が変化し、制裁が一部緩和されました。この変化がエネルギー市場に影響を与え、需要が急速に高まることになりました。需要の急増によって、エネルギー関連の株式や銘柄が投資家によって注目され、多くの取引が行われました。
この漠然とした状況下で、国際社会はエネルギーの安定供給と安全保障に対する課題に直面しています。今後の展望や市場の動向は、地政学的な要因や国際関係の変化に大きく左右されるでしょう。
まとめ
本記事では、時事から株式市場を読み取るための方法について紹介しました。これから投資を始めたい方、現在投資はしているがよく理解していない方には、役に立つ内容だったと思います。
世界の政治や金融政策が、どのように株式市場に影響を与えるのか解説してきました。
ニュースを適度に確認し、どのように動いていくのか推測することが大切です。